モニちゃん卒業式前夜・後編
タイトルは前夜ですが既に今日という😅
後編の日記は僕、るるいが引き継ぎます🤲
バイトが終わり
私服に着替えてモニちゃん迎えに行きました
今日はバイクで来ていたんですが
まだ二人乗りできないので店に置いて帰ります
後ろ乗る? って言えたら
カッコよかったんだけどなー(笑)
それはさておき、モニちゃんは昨日の明日
専門学校の卒業式を控えていました
「明日袴着るの楽しみなんだ」
と言うものの、空元気でした……
そりゃそうです
進路が決まらずに卒業式を迎えるなんて
不安しかないですよね
楽しみにしていた袴も
こんな気持ちのままじゃ何一つ
心から喜べないんじゃないかと思いました
僕に何かできることはないか
ずっと考えていました
いい案が思いつくでもなく
電車を降り、僕らの家の近所まで来てしまいました
それが、最後の信号待ちをしている時
急に思い立ったんです
る「柘植ヶ丘に行かない?」
昔よく遊びに行った広場で
木常日の街が見渡せるステージがあります
10分くらいの上り坂ですが
行きたい、とモニちゃんは嬉しそうに言いました
到着するとモニちゃんは石畳のステージに上がり
しばらく街を見下ろしていました
多分、泣いていたと思います
なので僕はモニちゃんの隣には行かず
後ろから見守っていました
さっきまで薄く雲がかかっていたのに
気づけば晴れて星が出ていました
やがてモニちゃんは
「あたし、やっぱり歌いたい」
と言いました
これからは自分で道を切り拓いていきたい
明日の卒業式は
これまで家族や学校を頼りにしてきた自分から卒業する一つの区切り
「そう考えたら、何か頭がスッキリした」
モニちゃんはそう言って
やっと笑顔になりました
僕は急いで励ます方法ばかり考えていたように思います
でも時には落ち込むことも受け入れて
自分で答えを導き出すまで見守ることも大切なんですね
さっきまでの落ち込みようは嘘だったのかと思うほどです
元の明るいモニちゃんがそこにいました
とはいえ
事務所に入らず自力で活動するのは
とてつもない茨の道だと思います
モニちゃんは大手事務所を蹴り
KITSUNEBIを選んでくれました
その選択を後悔させたくないです
だから僕はこれからも
KITSUNEBIの一員として
モニちゃんを支えていきます
そして今なら素直に言えます
モニちゃん、お疲れ様でした
卒業おめでとうー‼️
2025.3.25
るるい
0コメント